誰でも作れる機能充実のブログが無料
  1. ブログ 無料のウェブリブログ|トップ
  2. テーマ
  3. テーマ「

    恋愛小説

恋愛小説

ブックマーク はてなブックマークに追加 Google Bookmarks に追加 Yahoo!ブックマークに登録 ライブドアクリップに追加 イザ!ブックマーク Buzzurlにブックマーク
RSSフィード RSSとは?
親テーマ: 小説
テーマ「恋愛小説」のブログを一覧表示!「恋愛小説」に関するみんなのブログを見てみよう!
読みたいブログを検索
テーマ「恋愛小説」の記事を新着順に表示しています。(1ページ目)

その過去の残像が時々、茉莉をじっと見つめているような気が彼女はしていた。何も映し出さない、ビードロのような瞳でじっとじっと。瞳の奥には大粒の涙と痛みが隠されていた。その残像を感じると彼女は憂鬱になってくる。健の存在を意識することを拒否するだ ... » more
テーマ 恋愛小説

「今夜はどこに行こう」玄関の鍵を閉めながら茉莉は考えるともなく考える。二日酔いも手伝って、気分がだんだん落ち込んでくるせいか、行きたい場所も思い浮かばない。「ま、いっか」空を見上げても何も降ってはこない。アニメの異世界に存在する ... » more
テーマ 恋愛小説

クローゼットの中の服を選びながら茉莉は呟く。「でも、、」ため息をつきながら、こんなことを毎日繰り返していて一体何になるんだろうかと、ドレスを選ぶ手を止める。まだ大学生なのに、心が汚れてしまったように感じる。「どうしてこんな生活を ... » more
テーマ 恋愛小説

「こまったなあ」手に持ったフォークをぶらぶらさせながら健はうんざりした表情を浮かべる。春の気配が薄らぎ、夏へ向かって周囲の女性達が薄着になってくる。彼女達の健康そうな肌の輝きが彼を幻惑し始める。茉莉との関係修復がうまくいっていない現状に ... » more
テーマ 恋愛小説

オフィスに入ると健は書類をデスクに広げる。目を通していてもいろんなことが気になって集中できない。仕方ないので、オフィスを出て自販機のある休憩室の前まで来るとコーヒーを買う。ゴトトンと缶が落ちる音がする。「今夜はどうしよう。帰ろうか、寄り ... » more
テーマ 恋愛小説

朝からこれではいけないと、健は両手でパンパンと頬を叩く。「しっかりしなくちゃ。俺は経営者なんだから」そうは言いながらも鏡に映る顔はどこか生気がなく、青白い。鞄を手に持つと、玄関へ向かう。茉莉の部屋の方向を見るが、そのまま靴を ... » more
テーマ 恋愛小説

マンションに着くと茉莉は玄関の鍵を開け、抜き足差し足でこっそりと自分の部屋へ入る。どうやら健はまだ眠っているようで家の中はシンとしている。「やれやれよっこいしょっ」っと彼女はベッドに横になる。そのまま昼まで眠ろうとルームウェアに着替 ... » more
テーマ 恋愛小説

朝日が茉莉の顔を照らし、彼女は眩しそうに目を細める。「いい天気、ね」「うん」二日酔いで頭痛がしているはずでも教授の機嫌は悪くはなかった。手を上げると彼はタクシーを止める。「乗って乗って」押し込むように茉莉を奥に乗せる。 ... » more
テーマ 恋愛小説

健がマンションに着くと思った通り茉莉は戻っていない。冷たい扉が重たく感じる。いくら物理的に一緒にいても彼女の心がとけることはなかなかなさそうだった。彼は寂しさに目を伏せる。小さくため息をつくと鞄をおろし、靴を脱ぐ。ルームウェアに着替 ... » more
テーマ 恋愛小説

午前5:00東の彼方に日が昇り始めた。薄暗い蒼一色だった辺りが、徐々に朝焼けを帯び始める。地縛霊からは目を背け、来光の撮影タイムに入った。この時初めて、自分の足が海岸ではなく山頂にいるのだと実感できる。朝 ... » more
テーマ web小説 StardustCross 恋愛小説

少し眠ろうと茉莉もソファーにもたれるが、頭がはっきりしていて目をつぶっても眠りはおとずれない。彼女は目を開けると周囲を見回す。眠っている者、起きてアプリをいじっている者、おしゃべりを続けているグループ、ひとりで静かに座っている者、、 ... » more
テーマ 恋愛小説

そんな茉莉の気持ちにも頓着せず、重要な「告白」をすませた教授はうつらうつらし始めると、そのままソファー席で眠ってしまう。それを見て彼女は深いため息をつくとスマホを鞄から取り出す。本当に久しぶりに親友の法子にメールしてみる。「ごめん。 ... » more
テーマ 恋愛小説

教授の突然の決意表明に茉莉は意表を突かれる。なんて答えればいいのか正直分からない。「あの、、」その続きが出てこない。どうしてそんなことを今言い出すのかとも言えない。「いいの、いいの、茉莉ちゃんは気にしないで。これは僕の問題だから ... » more
テーマ 恋愛小説

ふたりがレストランの外へ出ると夜風が心地良い。ほてった頬に爽やかな空気が触れる。「もっと飲みたいな」酔っ払っている教授とは逆に、茉莉はもうあまり飲みたくなかった。バーへ行こうとする彼を押しとどめ、彼女は彼を、たまに友達と行く深夜 ... » more
テーマ 恋愛小説

そうして夜のしじまにふたりは静かに漂っていた。飲み続けていた教授もグラスを置き、どうやらいっぱいいっぱいの様だった。でも彼はそのまま席でじっと動かない。酔いで体が重くなっているのか、椅子の中に沈み込んでいる。茉莉はウェイターを呼び、 ... » more
テーマ 恋愛小説

あれっと思うと頬をつたうものがある。泣き虫だった過去の自分が蘇ってくる。わあわあ泣きたいと、抑え込んでいた気持ちが、酔った勢いで茉莉の胸元まで上がってくる。と、その時、気がつくと教授の目が真っ赤になっている。彼も泣き出しそうだった。「や ... » more
テーマ 恋愛小説

怠そうな教授を見ていると何だか茉莉も怠さを感じてくる。「だる」小さな声でそう呟いたので、レストランで低く流れている音楽に紛れて、教授には聞こえない。今夜は穏やかな時間が過ごせると思っていた彼女は、どうもおかしな様子の彼にちょっとがっ ... » more
テーマ 恋愛小説

普通でいることが、どんなに難しいことなのか、普通の平穏な生活を送っている人々には理解できないだろうと茉莉は思う。友人は彼氏の愚痴をよくこぼすが、茉莉にはそういった「彼氏」はいない。ただ複雑になってしまった恋愛関係があるだけだった。彼 ... » more
テーマ 恋愛小説

赤ワインの色を見つめていると、健とうまくいっていた優しい時間のことを茉莉は思い出す。その優しかった世界が今の彼女を傷つける。教授が酔っ払いそうでなかったのなら、本当は彼女ももっと飲みたい気分だった。健とちゃんと話した方がいいのだろう ... » more
テーマ 恋愛小説

「綺麗だね」「これ?うん。野菜の彩りが層になっていて、とっても綺麗」そうじゃないんだ。茉莉のことなんだという言葉を教授は飲み込む。「、、、うん。美味しいね」彼の笑顔はどこか寂しそうだった。今夜はなんだか酔いたくなってきたと彼 ... » more
テーマ 恋愛小説

そうこうしている内に注文した前菜が運ばれてくる。「こちら、季節野菜のミルフィーユ仕立てでございます」ウェイターは茉莉の前にお皿を置く。「こちらは、パテ・ド・カンパーニュでございます」「美味しそう。ね」茉莉は嬉しそうに目を ... » more
テーマ 恋愛小説

それにしても今夜の茉莉はいつにも増して可愛らしく、より美しく教授には見えた。彼女を見つめていると、彼女の瞳が見つめ返してくる。その眼差しは何ら妖しげなものではなく、その純粋な光が彼の心を満たす。まるで雲の隙間、天から差し込む太陽の光にも似て ... » more
テーマ 恋愛小説

少し遅れるとレストランに連絡して、教授はスマホを鞄にしまう。さっきの話がなんとなく中断したので、ちょっとほっとする。タクシーの車内でする話でもないからだった。茉莉はといえば、教授がスマホで話している最中に自分のスマホを取り出し、いつもやって ... » more
テーマ 恋愛小説

今日の教授はどこか上の空だと茉莉は感じていた。まるで何かひとつの考えに取り憑かれているようだった。茉莉はたずねてみる。「ねえ、教授、何か気になることがあるんだったら、言って欲しいけど」言われて彼はハッとする。「いや、その、何とな ... » more
テーマ 恋愛小説

「ねえ、教授、いつもと様子違うね」「そう?」彼はちょっと憂いを含んだ瞳をたたえて、頬杖をつく。彼女との別れ話をする予定でいたのに、いつもより余計に服装に気を使っている自身が疎ましい。「なんだか、今日のスーツ、グレーの生地に薄い紫 ... » more
テーマ 恋愛小説

ちょっとお洒落なカフェのドアにはベルが付いていて教授が入ってくるとチリリンと音をたてる。いつもの穏やかな音色に茉莉は顔をドアの方へ向ける。彼の様子がいつもと何だか違うような感じがする。「待ったかな?」「ううん。そんなに」教授は茉 ... » more
テーマ 恋愛小説

「でさ、でさ、話変わるけど、今度グランピング行かない?」「何そのグランド、ピンク?」「えー、茉莉ってば知らないの?」「へんなネーミング。解説してよ」「えーっと、何でもグラマラスとキャンピングを合わせた用語だったと思う」「 ... » more
テーマ 恋愛小説

茉莉がカフェで教授を待っていると着信音にしている「魔法科」のテーマが流れてくる。「はーい、茉莉でーす」かけてきた相手の名前を見て、彼女はちょっとチャラい感じで応ずる。「ねー、ねー、キョージュまだなの?」「んー、まだ。たまに研 ... » more
テーマ 恋愛小説

友之に言われて健は考え込んでしまう。「忍耐」の二文字が結構こたえる。「何、黙り込んじゃって」友之はまた場を軽くしようとする。沈みたくない気持ちの彼は何とか持ちこたえようとする。そんな気持ちを理解することはできるけれど、健の気分はだん ... » more
テーマ 恋愛小説

「そういう女って小細工したりするよね。だろ?」「まあ、そうですね。俺の場合も色々されましたよ」「で、男はそれに気づかない。まあ、そういう女は頭がよく回るから、気づかれないようにやるけれど」「ですね」健は氷の溶けかかったグラス ... » more
テーマ 恋愛小説

 

最終更新日: 2019/01/20 13:59

テーマのトップに戻る