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テーマ「ゴダール」の記事を新着順に表示しています。(3ページ目)

バルドーは、世界を映し出す身体だろうか?ゴダール「軽蔑」の時代は、男女の自由な関係がなによりも重要だったのであり、映画には、不条理な愛の世界が必然として描き出されたが、民族・言語・宗教が大切な問題となっている現在においては、この ... » more

「フランスの子供達の漫遊記」;ゴダールは、哲学者で科学者、説教師と思えば、ジャーナリスト、テレビで活躍する教育者の顔を持つ。この自由闊達なアマチュア精神を発揮する、スイスのモラリストから、二十世紀的現象たる映画に起きた出来事が証言さ ... » more

ゴダール「シャリオットとジュール」;映画は常に、哲学や文学からは裏道の忍びやかな唄声を聞きとりたいと願っている。bêtise humaineの哀歌を!華麗な大道の行列行進には全く興味なし。新古典主義の五十年代、前衛性 ... » more

ゴダール「6x2」;諸学の基礎としての哲学を主張する哲学とは、純化された知のことだ。他方、哲学「と(et)」何々という問い方は、コミュニズムと社会民主主義、アナーキズムと宗教、左翼から右翼まで連合した、人民戦線の政治のことだ。ファシ ... » more

「彼女について知っている若干の事柄」。コーヒーカップの中で生成する、ミルクの渦を眺めながら、ウィットゲンシュタインとブリゴジンの言葉を呟くゴダールー世界への問いかけ。原発の問題を考えるとき、都市の消費生活の問題を無視できない。エネル ... » more

「モーツアルトは永遠に」;ゴダールは八十年代から、左翼と右翼の両陣営から非難を受ける。故郷喪失者の七十年代と比べてみると、故郷帰還のテーマに傾いている、と失望する左翼。ヨーロッパという人類解放のユートピアのメッセージを苦々しく思う右 ... » more

ゴダールのアナーキズムは、バクーニンからプルードンへ移行してきた。「フィルム、ソーシアリスム」は、貨幣が公共的善であり、民衆が民衆のためにコントロールすべきと主張する。しかし、紋きり型の天皇主義者は新聞評で、ヨーロッパという、人類解 ... » more

ゴダールは3本のコマーシャルをつくっている。稼いだ資金は映画器具と機材に使われた。髭剃りのコマーシャルでは男女のアベックの会話がパレスチナ情勢を伝えるラジオによって一層不自然な息苦さを増すというもの。覆い隠せないというアイロ ... » more

ゴダール「ロシアの子供達」;グローバル化された新しき世界とは、アメリカ化されるヨーロッパであり、アメリカ化される日本のことだろう。知識人にとっては、何の興味も期待も持つことはできない。志ある我々は、良かれ悪かれソビエトの子供達、ロシ ... » more

「東風」のゴダールは、量子力学的な相補性の考え方を政治的に展開した。ソビエトと大英帝国は、ロシア人とイギリス人のナショナリズム(ロマン主義的フィクション)を支柱とする一方で、衛星国と植民地国に対して啓蒙的理性(リアリズム的ドキュ ... » more

「ゴダールがつくったファッションのコマーシャルを見たら、街頭を歩く女性達の映像と、ロココ絵画の女性の映像をリズミカルに交互に組み合わせていた。写像みたい?」、「前者に、後者を投射する表現といえるし、逆の関係も成り立つよ。素材的には映画はフィ ... » more

古典主義演劇では、劇中で経過する時間は、観客がそれを観るのにかかる時間と同じだ。シェークスピアの劇中の一場面に切れ目はなく、劇中の時間と劇場内の時間は同じ。「勝手にしやがれ」の中の二人の人物が登場する場面で、この長い一場面のうち,ゴ ... » more

ニ十世紀は映画の世紀という。古典的傑作は急速な勢いで忘却されると同時に、ゴダールは、次第に、映画を表す代名詞となったーデカルトが哲学を表すように。人々は、このスイスの隠遁者に、「リア王」の名を付与した。世界たる、この道化は、見え ... » more

ゴダール「偽造旅券」  本多敬 『偽造旅券』Vrai-faux passeport 2006年(ポンピドゥー・センターでのゴダール展のための作品)ゴダール「偽造旅券」は、ポンピドゥーの展示(ユートピアの旅ー失われた公理を求めて)の作品である。「ゴダール ... » more

ゴダールの78年からの映画復帰は、ウィットシュタインの哲学界への帰還に喩えられる。スイス人としてのゴダール像は、アイリッシュのジョイス研究家コリンマックケーブの伝記によって、決定的となった。「冬の肖像画」は、"自己で決めた亡命"の精 ... » more

ゴダール「愛の世紀」;映画の記憶は、単に心理的フラッシュバックではあり得ない。思い出すことによって、抑圧されたもの、即ち、集団的意識に生じた政治的抑圧が露となる。レジスタンス運動は、グローバリズムによって、抑圧されてきた。歴史的 ... » more

「中国女」の社会的身振りの意義。映画表現の「特殊性」とブレヒト異化効果(Verfremclung)の「一般性」によって、ゴダールにおいて、自然さを装うブルジョア的"リアリズム"と、感情に訴えるナショナリズム的"ロマン主義"が ... » more

ファシズムとコミュニズムは、異なるイデオロギーの支配のもとで、ともに、人々を抑圧する悪夢をなした。しかし西側世界は本当に、覚醒した外部なのか?と、老年の探偵が、ゴダールによって導入された。「新ドイツ零年」 の探求も空しく、結局、嘘の ... » more

ゴダール「チェロー最後の十分間」。ブルジョアジーは「消費者満足を先に読んでいる」ので、人々は夢を叶えて貰ったと感謝する。「世界の創造者」という彼らの紋切り型に対して、ゴダールの言葉、「携帯電話の失敗は救いたる<水>が出ないことだ」を ... » more

「アリア」は、男性のマッチョなナルシズムを描いた悲劇。しかしゴダールの女嫌いが描かれているのではないし、フェミニズムの視点がなかったともきめつけられない。異論もあるかもしれないが、映画の復興と再生の為に、女性の声を、母親の声を、 ... » more

「カルメンという名の女」は、病院の花壇にいるゴダールの姿を捉える事によって始まる。園芸家としての歴史家の姿を表現している。常に臨機応変、時代・時間を逆行・滑走して、自在に飛び回っている人間、精神の守護神、死者を運ぶオルフェイスとヘル ... » more

1アイルランド文学のアイロニーとは?英文学の礎を築いた、植民地行政官であったスペンサーを、あえて、アイルランド文学の「父」として認知してしまう狡猾な戦略がある。コンラッドをアフリカの作家とみとめるようなものだ。そうして、敵味方の境界 ... » more

テレビのルポタージュ的クローズアップの発明によって、「ネオリベラリズム」の継承と呼ぶべき未知のジャンル、即ち、ニュース的なドラマが、テレビの小さな四角形の画面に現れた、とグレン・グールドは指摘したことがある。リアリズム的フィクシ ... » more

ゴダール「ブリティッシュ・サウンド」のエッセンスは、芸術と政治は結びつくのかという問いかけに、に存する。ロマン主義芸術家の政治リーダーとしての伝説ーなぜ、芸術家は不正義に対して怒るのか?秩序というのは、多様な事象の背後に常に ... » more

Soft and Hard; thinking formprojection/répétition/durabilitéビデオ「ソフトとハード」;ゴダールは、鏡を見ずに髭 ... » more

「ヌーヴェルバーグ」で蘇ったのは、ゾンビたるアランドロンだけか?ゴダールの子供時代の風景、レマン湖畔のブルジョア屋敷、ヴァレリーを持成した母親の面影、こうした映像によって露となったのは、故郷への帰還という主題だ。それは、二重国籍 ... » more

ぺラスケスの表象を描いたラヌ・メニナスには、その体系的でコンパクトな空間を炸裂する外部性の侵入が描かれている、とフーコは指摘した。この外部性こそ、ゴダールのパレスチナ映画「こちらとあちら」の鍵だ。私達の思考は、テレビ植民地主義によっ ... » more

歴史研究者は、「そのとき」に自分がまだ存在していなくても歴史学の方法に即して「そのとき」を叙述することができる。同様に、ゴダールは、考古学的方法に準じて、映画の観客の「そのとき」を積分的に地層化すべきだと主張して、総体としての二十世 ... » more

映画は、光と闇を感化の大きな運動として利用することから始まった。光と闇には、数億年も前から黄昏の地上に降り注いでいた囁きが蓄積され記憶されていた。人々は、スクリーンから放たれるこの光と闇を、宇宙という生態圏の外部からの贈与、即ち、受 ... » more

ゴダール「小さな兵隊」は、拷問するアラブ人と拷問されるフランス人を描く。アルジェリアは逆だったはず?拷問の隠喩が表すのは、非対称的な権力関係を背景として展開されるダイアローグ。不安定な関係の転倒が含まれる。拷問者はある出来事や不測の ... » more

 

最終更新日: 2016/11/24 05:16

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