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テーマ「連載小説」の記事を新着順に表示しています。(5ページ目)

辺りは少しずつ、薄紫の色合いに、変わってゆく。夜明けの東の空のようだった。「レラ兄さん、撮影どうです?」「お陰様で相変わらず生傷だらけ…」レラは濃い茶のローファーの脚を伸ばし、腕組みして苦笑いする。「ユノ、こっちもカメオ演るか?俺、絆創膏を ... » more

目の前に指輪が差し出される。「似合うと思うの、ふたりに。兄弟役の記念よ」あっさりしたデザインだが、光がある指輪を見ながらガンヒは云う。「従姉さんのお店のもの?」すぐ中指に指輪を嵌めて、ジフンが云う。「参考商品よ。シンプルで良いでしょう」「… ... » more

奇妙な明るさでマネージャーは「そりゃ、お前が心配なんだよ、…ユノは」取り繕うような口ぶりだった。 「…2年、ひとりでやって来ました」前を見据え、チャンミンは云う。マネージャーは話の先を促すように黙っている。「─要らないです」「…何が ... » more

車の窓の外を眺めていたチャンミンは車内に響くように鳴り出したスマホに「…はい」低い声で、答えた。「─チャンミン?」どういう訳か、ユノの声に返事をするのが、億劫だった。「何か…用ですか」「今─撮影?…」車がカーブを曲がる。「今向かってます ... » more

台本から顔を上げたチャンミンはスマホを手に取った。 (本物の兄弟みたいね‥って─)ガンヒの言葉を思い出す。優しく微笑みを浮かべた唇…(どんな我儘でも無茶云ってもフワッと雲みたいに包んでくれそうで‥)(メールより話したい今─デュポン兄さん ... » more

─そう云いながら凝った造りの取っ手を引っ張った。…開かない。「鍵が掛かってるらしいよ。全部そうみたいだ」隣の取っ手を引っ張りながら、ジフンが云う。「全部?開けてみたの?─厳重ね、中身何かしら」真珠色のワンピースのガンヒはあちこち覗き込む ... » more

─短い休憩が終わろうとしている。 口元に小さな笑みを浮かべて、スマホを椅子に置いたバッグから取り出すジフンに視線を戻したチャンミンは「あの兄さん…、僕とふたりの写真撮って下さい」顔が赤くなるのを感じた。 「良い記念になるね。明るい方 ... » more

夏目漱石の小説”こころ”の連載が、朝日新聞で今日から始まった。”こころ”は学生時代に読み、とても良かったと言う印象がある。内容まで覚えていないが、落ち着いた感じがする小説ではなかったか。僕が若かった頃、夏目漱石は誰もが読む小説だった。当時 ... » more

吹上随想春の旅人   12
ひづるのひとなつっこさに接すると、思わず不憫になる。知らず知らず強く抱きしめてしまう。「みと、みと」と抱っこをせがむ。二年たっても小さな記憶に深い悲しみが刻まれていた。「京香奥様、おやめください」このところ、きぬはみともを見ると ... » more
テーマ 連載小説 小説

吹上随想花ぼうろ  11
志野は芭蕉布を衣紋掛けに掛けて、霧吹きを使っていた。秋月は、着物のまま寝かしつけ、毛布を取り出してす巻きにして帰って行った。目覚めた志野は、毛布にくるまれて紐でぐるぐる巻きにされていた。置かれている状況と記憶が、しばらく一致しな ... » more
テーマ 連載小説

吹上随想花ぼうろ ]
昼食を終えた秋月に、志野がいたずらっぽい顔を向けた。「秋月さん、このあとお酒でも飲みにまいりません、私そうした処に行ったことがないものですから、連れて行って頂けません・・・・」秋月はちょっと嫌な予感がしてきた。「でも、そうした宴 ... » more
テーマ 連載小説

吹上随想花ぼうろ \
志野は朝から口笛の練習をしていた。「すっー、すっー」音にならない。悔しいからおもいっきり吹いてみる。益々音にならない。ケヤキ、竹、白樺の盆栽種の種を苗床に蒔いていたのが、芽をだしていた。やはり盆に移せるのは、数年かか ... » more
テーマ 連載小説

吹上随想花ぼうろ [
今度は町中で、志野が先に歩いた。雑貨屋の前で立ち止まり、手招きをする。何かなと、秋月が志野の傍まで行くと、耳許でささやいた。「わたくし、やってみたい事がありますの・・・、実は万引きをしてみたいのです」秋月は目がテンになった。 ... » more
テーマ 連載小説

吹上随想花ぼうろ Z
宗家を出て、この茅盧(ぼうろ)に越してきてからは、メニエールの症状が出なくなった。以前は、ぐるぐる回るような回転性の激しいめまいが起こると同時に、吐き気に襲われ耳鳴りが止まない症状が、数十分つづくことが季節の変わり目、気圧の谷の変化で起 ... » more
テーマ 連載小説

吹上随想花ぼうろ Y
秋月が帰っていった翌日であってみれば来客もない。志野は朝早くにコーチンを籐丸籠に追い込んで、町に出掛けてきた。宗家を出るとき、着物だけは全て持ち出せた。桐ダンス六棹分はたとう紙でもってきた。想い入れの着物ばかりだった。考えてみれば、 ... » more
テーマ 連載小説

吹上随想花ぼうろ X
秋月は三日と開けないでやってきた。「先生、電話を引いてください。事前のアポも取れないのでは、先生にも不都合かとおもいます。」「いいのです。何時いらしても、いっこうに構いません」秋月は自分のほうが困ると言いたげだった。新幹線で ... » more
テーマ 連載小説

吹上随想花ぼうろ W
宗家のため、流派のため愛のない二十五年だった。祖父繍月の死で、宗家をでた。宗家に志野を繋ぎ留めていたものは、繍月の存在だけだった。志野は子供を生さなかった。夫は外に子供を持っていた。「ごめんください、鳴澤先生のお宅は ... » more
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吹上随想花ぼうろ V
花の茎の切り口は、水揚げに大きく左右する。これは、命の切り口となる。水きり、煮出し、銅の花器と工夫はあるが、非凡さがいるものだ。志野は、庭の小さな流れに指を晒していた。「儚さ」に美は宿っている。「滅び」の美はあってもよい ... » more
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吹上随想花ぼうろ U
江戸期に起こった華道桂月流も、老舗の団子屋となんら変わりはない。家元制の基、金を吸い上げるピラミッドの頂点に据えたバキュームに、機械化が進んだ伝統であろう。現在日本に華道流派、諸派を合わせれば三千を楽に越える。元祖、家元の看板が ... » more
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吹上随想花ぼうろ
華道桂月流宗家十四代当主鳴澤笙月は志野の父親である。「変な名前ね、こんなにかわいらしい小さな花に、オオイヌノフグリだなんて」イヌと名がつけば、道の端などに多く群生し春になるとよく目にするという名を冠している。種の形がふぐりに似て ... » more
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吹上随想#18 山繭
さと子は「玉響(たまゆら)」を織りながら、自分を見つめていた。訳もなく涙が溢れ落ちた。「なぜなのかしら・・・・・」杼(ひ)で横糸を流しながら、さと子ははっとしたのだった。「修造は鏡だったのだ。私を映した鏡そのものだったのだ」 ... » more
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吹上随想#17 山繭
七月の繭の生糸と、九月の繭の生糸では色合いが違う。たもとが二度目に養蚕部屋に来たのは、繭から糸くりを始めた頃だった。生糸は蛹が出る前に熱湯で加熱し、糸口を見つける。繭七個分を一本の糸にして、糸巻き機に巻きつけてゆく。繭一粒か ... » more
テーマ 連載小説 小説

吹上随想#16 山繭
昭和二十五年の晩秋は、たもとにとっても忘れられない年となっただろう。結城の紬に西陣の金糸をあしらった派手目の帯を締めて、寺の参道を歩いていた。いつもの気まぐれな家出であった。半襟はむらさき地に赤の花紋を散りばめた、たもとらしい合 ... » more
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吹上随想#15 山繭
さと子の自宅のある町へは染色の仕事で帰る為だけではない。内縁関係の続く男がこの町にいる。杉浦といった。杉浦とさと子の関係は長い、杉浦には家庭があった。さと子の年齢で恋愛対象になりえる相手となれば、妻帯者であるのは必然的なのか知れ ... » more
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吹上随想#14 山繭
修造の生い立ちは、マタギの農家に八人兄弟の末っ子として生れている。産後の肥立ちが悪く、母親は修造を生んでまもなくしんでいる。兄弟の三男、長女も育たなかった。母親亡きあと祖母に育てられたが、いつも囲炉裏の傍の燻された八寸柱に繋がれて ... » more
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吹上随想#13 山繭
五齢最大時七〜八cm、十七〜二十gに成長し飼料葉の枝下に移動して、天蚕は動かなくなった。さと子の染めた矢絣に袖を通して帯をしめた。修造は早くに圭とうの場を出て行った。一晩中絶えることのなかった房事のことに、さと子のŭ ... » more
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吹上随想#12  山繭
さと子には染色家としての顔がある。「藍は藍より出でて藍より青し」さと子はこの言葉に魅せられて、染色家になり藍壷に藍の命を感じて来た。始めに手掛けたのは、矢絣であった。麻で十四mの糸を締め上げ、藍壷ににじり入れ「付ける」のだが、藍 ... » more
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吹上随想#11  山繭
見るも無惨なのは、修造だった。自分の醜さが顔だけではなく、男の醜さに気づかされたことだった。「俺は、薄汚れた醜い最低の男となったのだ・・・・。」修造は金槌をドタリと床に落として、耳底に残るたもとの笑い声から逃れるように養蚕部屋を ... » more
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吹上随想#10  山繭
産卵籠に雌雄の天蚕を入れるが、相性があるとみえて必ずしもつがいになるわけではない。雌は籠目から腹を突き出して卵を産み付け、時に外部から雄が飛び込むことがある。雌は外部からの雄を受け入れ、籠の中の雄には興味をしめさない。たもと ... » more
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吹上随想#9  山繭
たもとは、歳のわりに幼さが消えない。消えないと云うより相手によって、感応する。村人に対しては毅然と対応している。「おい修造よ、近頃天蚕後家の家に通いずめで随分ご執心らしいな」畦に背を向け村人の通り過ぎるをやり過ごす修造であっ ... » more
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最終更新日: 2016/11/21 22:45

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