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テーマ「連載小説」の記事を新着順に表示しています。(4ページ目)

ユノは脚元に絡みつく、パウダーのような砂を蹴る。サンダルを、濡らそうとする海水をチャンミンは、優雅にかわす。「本名かな。─スラッシュって」「ミスター・スラッシュ。呼び名でしょう」─朝の潮の香りは、体の全てを、洗ってくれる。「…スマホも、帰り ... » more

うっそりと部屋に現れた小柄な人物がうやうやしく、頭を垂れる。「あの僕ケガしてません」「服に血がついてるじゃないか」笑ってユノは「これは錆びです。座ってついたんです」 小柄な人物が静かに顔をあげる。その表情のない顔にスラッシュと名乗った男は顎 ... » more

脳まで、貫く鈍い疼きに、呻き、身体を立て直そうとすると、辺りをキョロキョロ見回すユノが、いた。「やぁ─」軽く片手を、ユノは挙げる。しなやかな身ごなしで、白いソファーベッドから、下り「大丈夫か」チャンミンを見つめる。「ユノ。…ユノだって─」自 ... » more

轟音と振動に自分たちも、揺さぶられる気がする。 それは薄い黄色で、まるで、月の一片が、欠け落ちたに見えた。 「…地獄の黙示録、みたいだ─」ヘリコプターは速度を落とす。「─何…?」ヘリの下から揺れたロープが降り─真っ黒な、人間らしいも ... » more

拳で口元を、ぬぐって「チャンミンお前─」背中に小さな顔を近づけて「血、出てる…」背筋に沿ったなだらかな筋肉の辺りを、心配そうに覗き見る─「錆びが付いただけ、平気です」少し長めの前髪をかき上げたチャンミンは小さく微笑う─。「傷かと思った」ホッ ... » more

「ここ…来いよ」階段に座って呼ぶ。─夏の真昼なのに、薄い暗さの中、階段もよく見えなかった。「蜘蛛の巣が張ってる─誰も入らないみたいですよ」足元がザリザリ云う。「でもあそこ、窓あるな」─丸い形の満月を思わせる、高い窓。入り口から少し離れて2台 ... » more

「もう退院でしょう? 復帰もすぐですね」ジフンも笑って「そう、レラに大事にされたから…ね」答えた。「ヤン監督ね、第2部もうシナリオに入ってるかも…」ジフンは顔を綻ばす。「─第2部ねぇ、今度は良くしたいな」…無邪気な瞳でチャンミンとユノ、両方 ... » more

「彼は…短気過ぎた」チャンミンは河面を見た。明けはじめた空は薄い灰色をした雲を載せ、水面上と空の境目は、レモンの色に染まる。「ユノ」視線をチャンミンから自分の側に立つユノに当て「レラが何でも面倒見てくれて、ここ完全看護だけど、ナース以上なん ... » more

─ジフンの顔を見つめていたチャンミンは、ユノの横顔に目を移した。ユノの目から涙がジフンの長い指が置かれた、白いシーツの上に落ちる。「ユノ、力になれなくて─僕に、頼んでくれたのに。…力が足らなかった」 チャンミンに向き「脅迫状は中身はシム・チ ... » more

淡い明るさの小さな部屋。丸いテーブルに可愛らしいポピーが、飾られてあった。後ろのドアが開くと「来たか─」レラが立っていた。「ジフン兄さん─どうです?」チャンミンの肩に手をやり「落ち着いてるよ。様子見てくる」病室に入って行った。…部屋の小さな ... » more

静かな面持ちを、ユノは変えなかった。「恥ずかしい。おかしな電話たった1本で─」ユノはチャンミンの涙を拭くような仕草で頬に、指先をそっと、当てた。「ユノ。僕って汚い」頬の手に自分の手を重ねながらチャンミンは「ひどい人間だよ。みんなユノのせいに ... » more

吹上随想飛騨柴(ひだしば) 序章
和犬に紀州犬、北海道犬(アイヌ犬)、甲斐犬、秋田犬、柴犬、四国犬(土佐犬)と現存するが、日本各地に土着の種が多くあった。美濃、飛騨にも原種は柴犬であろうが、飛騨柴と呼ばれた種が存在している。美濃柴は今も存在すると聞く。犬の交 ... » more
テーマ 連載小説

「お客様」後ろのドアがノックされ二人が、振り返ると、ホテルの総主任が「警察の方がお呼びです。もう一度お二方にお話を伺いたいそうです」…廊下に出る。「チャンミン。お前、俺に訊きたいことって…」小さくチャンミンは頭を振り「ユノ…それも、終わった ... » more

小さな人影がチラチラ動いている。「トラブルの多い奴だった」ユノの腕に巻かれた白い包帯。また1台、警察車両が到着した。赤いランプに急き立てられるように警官たちはテラスの真下に走る。「炊事場でリンゴ剥くからってナイフ借りれば、急に見境なく振り ... » more

「怪我してるんだ! ユノに何する─」起き上がって体当たりしたチャンミンの首に手を廻すと、そのまま廊下に引き摺り出そうとする。部屋の奥に向かって、飛んだナイフが、積み上げられた家具の太い脚に当たって、床を滑る。喉元を強く掴み取られ、チャンミン ... » more

「今度は─何です? また…自分の手は汚さない気ですか…」闇の中を無言でユノが近寄って来た。…手探りでチャンミンの手を握ってくる。濡れた感触だった。─大雨の中にいる時のような血の匂い。「チャンミン」押し殺した声。室内はまだ、暗い。「灯り、─点 ... » more

控え室に当てられた一室には、奥まった場所に、椅子や小さな卓、低い棚などが雑然と並んでいて、改装中の旧いホテルの一部屋らしかった。 目の前に造り付けの縦長の鏡があり、その前に置かれたテーブルの上に、次の衣裳が、あった。「ここ、続き部屋らしい… ... » more

ガラスのテラス。闇に浮かぶようなセット。…肩を並べるふたり。ユノが冷ややかな目をチャンミンに移して何か云う─。チャンミンは全く動じない。自分の目の前に広がる鮮やかなソウルの街の夜の煌めきに魅せられている。 …─誰もが息をのんで、無言劇の ... » more

現場で渡されたシナリオを頭に入れるのに夢中になっていると、爽やかなジャスミンの香りがする。顔を上げる。「チャンミン…」ガンヒが笑い掛ける。「従姉さん」笑顔で頷き「大変ね。さっき渡されたんでしょう?」シナリオを覗き込む。「…ジフン兄さん降板で ... » more

吹上随想蘖・・・ひこばえ その5
「お待ちしておりました。弁護士の梶田葵です」「鏑木です。実は今日伺ったのは、弁護の件お断りしようと思いまして」「弁護を私に依頼されたのはお姉さまです。何か事情がありそうだとおっしゃって」「姉でしたか、困ったなー僕は痴漢なんですし ... » more

遠慮がちのノックの音がしてユノが入って来る。目を瞑って、横をチャンミンは向く。 「汗出てるね」サイド・テーブルに小さいトレーを置く。「体温計…持って来たけど、面倒か」チャンミンは黙っていた。…同じ部屋にユノといるのが、苛立たしい。早 ... » more

自分を射るような視線に気付かないのか、手で軽くチャンミンの髪に触れ「混み入った話みたいだ。お前も色々と疲れたろ…?明日にしよう」何か云いかける様子のチャンミンの肩を掌で包むとそのまま、腕に沿って、ゆっくりと下ろす。「チャンミン…」柔らかな髪 ... » more

吹上随想蘖・・・ひこばえ その4 
私が仮に小説家で、何故小説を書くのかと尋ねられれば、「真実を捜す」のだと答える。フィクションの裡に真実は在ると思っている。ノンフィクション、ドキュメントの裡に果たして、真実は在るのだろうか。新聞、テレビニュースの中に果たして、真 ... » more

『チャンミン─』スマホの向こうの声は懐かしい響き。『チャンミン、気をつけて欲しいの。心配だわ』(従姉さん─)『警察にも話したけど、あの時、急に脚触られて。ジフンさんも何かに足元を押されたみたいで…』(兄さん…が誰かに?)『もうすぐ現場に私ま ... » more

背中をベランダの柵に押し当てる。闇の下界を深紅の車が通りを行く。サラサラと乾いた砂の零れるようなタイヤ音…アスファルトは濡れた光。 (兄さん)─ジフンは入院、ドラマ‘夜市-イエシ’は降板。ガンヒは暫く休養するという─。 (チャンミン ... » more

吹上随想蘖・・・ひこばえ その3
鏑木は名と顔が知れた著名人で、大学の講師をしている。事件はすぐに週刊誌ネタにスッパ抜かれた。事件発覚後、生徒にからかわれている。「先生、わたしにも痴漢して」といって女子学生などは、口を尖らせてキスの真似をして冷やかす。鏑 ... » more

吹上随想蘖・・・ひこばえ  その2
「では、キスは、まったくの赤の他人で、初めて会う人にキスされるのは、姑息で卑劣は痴漢行為ではないと、言い包めていらっしゃるのでしょうか」「そのようなことは・・・私は言われる通り痴漢です」「では、お認めになられるのですね、ではですよ、 ... » more

吹上随想蘖・・・ひこばえ その1
井上水主(かこ)が、午前9時2分発の電車に乗ったのは久し振りのことだった。鍛冶屋町のアトリエに向うのが日課だが、この日は馬喰町の問屋に仕上がったばかりの、かんざし六本を納めに行くのだった。電車は通勤時間帯を過ぎたであろうと思われ ... » more

ジフンとガンヒがホールの中二階のようなセットで、演出家の最終チェックを受けている。 (…チャンミン。気をつけて。─衣装箪笥の扉が、照明が落ちたのも、事故じゃない。だから、気をつけて─)頭の中でジフンの声がぐるぐる回っていた。見上げたセッ ... » more

お疲れ様!OKです…─ スタッフの声が響くと、チャニョルとタオがほうっと同時にため息を吐いた。黒いベル・ボーイの制服姿のふたりに拍手をしながらジフンは「緊張してたんだね…」労いの言葉をかけた。ふたりの顔が紅くなる。「あ、─有り難う、ございま ... » more

 

最終更新日: 2016/12/17 13:00

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