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テーマ「連載小説」の記事を新着順に表示しています。(2ページ目)

猪を思わす鼻息、硬い肉の体…。暑苦しくなって、チャンミンが眉を寄せると、のし掛かる力が止まった。「あ…スイマ、セン─」絞り出す声が、情けない。相手の顔を見上げると、慌てふためいて、チャンミンの体から下りる。「あ…と。すいません」また、謝り、 ... » more

のし掛かってくる男の荒い息は、強い酒の匂いがする。「何だ…よ」顔を横に向けるチャンミンの髪を掴み、シャツの衿を引きちぎ切ろうとする。「─へッ」舌打ちして、のろのろと体をチャンミンの上から、起こす。長めのもつれ、赤茶けた色の毛が垂れ下がる。掻 ... » more

(チャンミン)スマホの声を、懐かしいものに聞いた。(今、いいか? 少しお前に訊きたい)「云って。ユノ─」(オレンジ色のワンピースの髪長くて、細い…はたち位で─そういう子、知らないか)「─名前は?」(わからない。入院してるんだ、彼女…)─ドア ... » more

中でゴトリと重い音。少年はまた、路地裏に回った。…数分後。パトカーと救急車の到着で、さびれた路地裏はにわかに騒がしくなる。それを尻目に、銀の長いヒゲの獅子のような、堂々とした体躯の雄猫が、開けっ放しな勝手口に入り込み、ガランとし ... » more

キャビネットから、透明なパックBOXを取り出し、ラップのパンを入れた。 ユノのメッセージの下に、短い返事を書き入れ、銀の丸いボールペンを便箋の上に置いた。テーブルのボトルを開ける。…ほのかに林檎の香りがする冷紅茶。そのボトルもディ ... » more

ユノがテーブルでサインをしている時だった。─頬にチリチリと、視線を感じて頭を巡らす。…先ほどの二人連れ、─男女のカップル以外の客はいない。 その二人連れに背を向けてテーブルを離れ、巨大なチェス盤の上を歩くような室内を扉に向かっている時 ... » more

………………… ─袖の白の布地が、たっぷりとってある、ブラウス仕立てのシャツが、レンガ色のベストによく映える。「─あれから…どうだ? チャンミン。何か掴めそうか」「ユノ。…そのことで、少しのあいだ帰れないと思う」その言葉に、生成りのニッ ... » more

…「もう春まで、出ないな」途切れた水道を軽く叩く。「おれに話あったんじゃ…?」振り向いた。高い鼻梁を、真冬の影が深く彩る。──────── 「失せたよ。そいつなら…」あっさりイボンは云う。「失せた?」「急に、居なくなった」「…除隊したん ... » more

─人懐っこい笑顔がユノを思わす。チャンミンより、ひと回り小柄だが、はじき飛ばされた時に感じた筋肉は、思いがけない強い弾力があり、中身が柔らかい感触だった。 「…平気です」男は頷くと、給水場に向かう。灰色のTシャツを脱ぐ。筋肉が覆う身体 ... » more

群青の空に地上の全ての色が溶けていく海上都市の夕刻。「法…王?」「金の力ですよ。法王も金の力には弱いようだ…」冷たく、わらった。 「私はこれで失礼します…お目に掛かることも、もうない」黒革のケースを手にした。 凝った装飾の施され ... » more

…愛しげにチャンミンの頬を両の手で挟み込む。その姿勢で椅子からゆっくりと立ち上がりながら、「お前の性獣を…今夜も虐めてくれるかい?」おどけた表情の瞳が、チャンミンを覗いた。──「あの、若造がッ…」「しかし、彼はもう32で ... » more

リビングにユノの姿がない。…廊下の先の個室を開けると、法律書に埋もれるように、ユノがいた。「珍しいね、─ユノが、…ピンクフロイド─」「うん。『狂気』…特集番組だって」傍らのラディオの歌声を途切れさす…。 細縁のメガネをかけ、書物に囲ま ... » more

……(よくこんな恥ずかしい格好が出来るなって…僕感心するくらいです)─(あれで、品行方正で…クリスチャンですからね)…─クックッと、喉奥で笑い、「まったく…お恥ずかしい」明るい笑いが止まらない。「こんな内々のことを…私の躾が至りませんで─」 ... » more

「ぼーっとしてでっかい図体で突っ立ってんなよ」風呂の中から、男がガミガミ云う。ヒステリーを起こしたちび猿の表情で、チャンミンに、「早く、ちゃんとやれって」スポンジタオルを放って寄越した。 「失礼します」貧弱な背に、スポンジを当てがった。 ... » more

「…ね、あなたも、早く脱いで」ちろりちろりとチャンミンを見ながら云う。「濡れちゃうじゃない」狭い浴槽の中で、田んぼのカカシそっくりの身体の男と抱き合い、流し目をおくってくる。「そうですね…」チャンミンが素直に服を取り、体をあらわにしていく。 ... » more

増築された場所なのだろう。せせこましい脱衣場のあちこちに、妙な突っ張りがあり、狭苦しいところを、更に雑然と見せていた。その片隅で、ヒョロリとした若い男はボンヤリ縞のシャツを脱いだ。 ちょっと突っつくだけで、折れ曲がりそうな身体つきだ。 ... » more

暫く、ゼェゼェと途切れがちな荒い息を、吐き出しつつ、チャンミンの腰を抱きかかえて、あちこちに節くれだった指を、死にかけの蜘蛛の動きでまさぐっていたが、やがて、泣き笑いの老いの皺が目立つ顔で、チャンミンから離れる。 照れ臭そうに、鼻を擦 ... » more

ドブ底から涌くような笑い声が、違い棚の置物や壁の絵をビリビリ震わす。巨大な餅を思わす初老の男が、意味もなく笑っている。「若いな、いくつかな」「…30です」同じことを何度も聞いてくる。「いい体格だ、どのくらいだ」「188です…」─それに、ク ... » more

何ごともなかったかのように、マリネーと温野菜のサラダに、フォークを入れるユノに「お分かり頂けたのかしらね」疑り深い声が訊く。 「チャンミンに伝えます。…それでよろしいのでしょう」ワインを口に運ぶ。「まぁ…、あなたの云うことなら、何でも ... » more

透明な背の高いテーブルにメモがあり、(昼食の約束がある─)とユノの字で書かれている。ソファにかけると、ポケットのカードを取り出した。別れ際に、レオンから手渡されたものだ。 銀の数字が並んでいる。スマホの番号だ。カードの裏を返す。─蓮。 ... » more

コーヒーを注ごうとして「バター、入れる? からだ温まるよ─」チャンミンが頷くとひと欠片、淹れる。 「俺は今朝、ジム行くからシャワーそこで使うし、─浴びたら?」部屋の奥の細長いドアを指す。 …ドアはマホガニーに近い色合い。開けると全 ... » more

…人の気配に、目を開けると、レオンが自分を、見下ろしている─。 右手に銀のキラリと光るものがある…。 「─起こしちゃったか」右手をあげ、「目覚まし時計。…止めとこうと思ってさ」それを棚に戻し「起きる? 朝食とって帰りなよ」…結 ... » more

─(あそこまでやらないと…満足できないって─)…エンジンの重苦しい響き。(─異常だよ奴は…)─遊ぶ子供たちの甲高い叫びを思わせる騒々しさに掻き消される─。…放課後の学校のグラウンドを思わす兵舎の外庭─。(…軍用トラックだ─毛布積んで来たんだ ... » more

チャンミンは男の顔をじっと見る。「レオンて、呼びなよ」…ビールをチャンミンの前に置くと、喉に流し込む。「彼女─マダムは?」「フミさんか…? 寝たよ、愛犬抱っこして」空のグラスをテーブルに置いて「今夜、朝までそこ座ってればいいよ」少し笑うと ... » more

どっしりとしたソファがぐるりと部屋を取り巻く。 「ね…? 良いわよ、もう座って」ソファの近くに立っていたチャンミンを、気が済むまで眺めたらしく、そう云い、コートを脱ぎ「うちの坊やも可愛いのよ」コートの毛皮の部分を撫で、突然それを後ろに ... » more

シルバーの自動扉が開きチャンミンをのみ込んだ。 そばに立つ女が、コートの毛皮をかき合わせ、チャンミンの横顔にねっとりと視線を這わす。「大人しいじゃない」急に耳元に分厚い唇を寄せてくる。「…」黙ってわざと眉根を寄せ、困り顔を作る。 ... » more

「あのひと…」チャンミンの顔を正面から見て「これだけ探して…見つからない─」また咳込む─「だからといって、もう─諦めることにならない」サイド・テーブルにある水差しを注ぎ、チャンミンが渡す。「あ、…有り難う」無理に作った笑顔を見せる。「少 ... » more

その言葉にユノは小さく微笑う─「自分で決めたことだもの。─それよりユノ…引退だなんて」「俺も自分で決めたことだよ」俯くと、「ユノが、─脚がそんなに悪かった…なんて思いもしなかった」そのまま、うなだれる。「俺たち二人だけの事務所でもオーナー ... » more

誰もが持つであろう異性への憧憬を私は持ち得なかった。学校に通うセーラー服から着物に変わると、心も切り替わった。友達は異性への悩みを打ち明けるが、応えようがなかった。制服を脱ぎ、父の書斎の本と煙草の匂いに安らいでいた。書斎 ... » more
テーマ 連載小説

十二歳の夏、私は初潮を見た。気が動転してしまい、「死の病」だと思いつめ、しばらく誰にも話せず沈んでいた。今思うと可笑しいのだけれど、その時の私は死を覚悟しなければならないほどだった。流石に父には話せず、暗い数日を過ごした。 ... » more
テーマ 連載小説

 

最終更新日: 2016/11/21 22:45

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