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テーマ「第一章」の記事を新着順に表示しています。(1ページ目)

第一章 (Part37) 実際、チーフトレーナーは監督とちがって紳士的な人で、孝美がトレーニング中に質問しても「うるせえ。口より体を動かせ!」と怒鳴ったりしないで簡潔にわかりやすく答えてくれた。やさしいけど、山田先生みたいにただ甘いだけじゃない。もとはといえ ... » more
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第一章 (Part36) 山田先生の軟派なやり方がまちがっているとは言い切れない。彼が孝美の潜在能力を引き出すことに成功したのは、監督も認めざるを得なかった。そうでなきゃ結婚したとたん日本グランプリシリーズ第一戦の兵庫リレーカーニバルと、第三戦の静岡国際陸上 ... » more
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第一章 (Part35) 孝美の大学から学費の振込用紙が送られてきたのは、結婚した直後のなにかと物入りなときだった。それでなくても先生は安月給の新米教師だ。『きっついなあ……』と内心では思いながら、黙ってなけなしの貯金をはたいた。孝美は思わず不服を言った ... » more
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第一章 (Part34) 煉瓦色に日焼けした先生の顔は悪く言えば鬼瓦っぽく、よく言えばブサかわいいって感じ。先生は言った。「私にはスポーツの才能は全然ありません。でもその代わり、あなたみたいに才能がある人は一目でわかるんです。ある意味、それが私の才能 ... » more
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第一章 (Part33) 別に「できちゃった」わけでもないのに、孝美が山田先生と知り合って三ヶ月でスピード結婚したのは、孝美を知る人にとってはおどろきというよりミステリーだった。というのも孝美が好きな俳優が、『ロード・オブ・ザ・リング』でレゴラスを演じた ... » more
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第一章 (Part32) どうも孝美は陸上界のシンデレラガールになったらしい。『なんか、めんどくせえことになりそうだなあ』と思った。でもその一方で、あのデリカシーのかけらもない根性馬鹿の監督から予想外の誉め言葉を賜ったら体中の痛みや疲れが吹っ飛んで、急に ... » more
テーマ 第一章 小説

第一章 (Part31) 『ああ、やられた!最後の最後で……』直感で負けを確信した孝美は、電源コードが抜けたみたいに気力をなくして、ゴールした直後にトラックに倒れ込んだ。二人が同タイムでゴールしたので、着差の有無は写真判定にゆだねられた。孝美は過 ... » more
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第一章 (Part30) でも、このときはっきりわかったのは、勝つことだけがスポーツの目的じゃない、ということだった。もっとずっと深くて、ずっと崇高な目的がある。それはすなわち自分自身の限界にチャレンジすること。限界を心と体で感じて、それを乗り越えること。そ ... » more
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第一章 (Part29) ところがどっこい。「調子こいてガーッと走る」孝美のペースは五キロ地点を過ぎても全然衰えなかった。競技場に実況アナウンサーの絶叫がひびいた。「これはすごい、中間地点のタイムはなんと、区間記録を四十三秒も上回っています!今年の全日本 ... » more
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第一章 (Part28) 「ああ、うそだろ!」監督は両手で頭を抱えた。「ちくしょおっ、なんてこった!」ぶっつけ本番で出場させた補欠選手が駅伝に慣れていないのは仕方がないが、日ごろからたすきのリレーをしっかり教えなかったのは監督とコーチの責任だった。 ... » more
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第一章 (Part27) もう一人の補欠は五千メートルが得意だが、こっちもインフルエンザの病み上がりだし、一年生なので経験も足りない不安がある。走らせるなら、距離が短い三区のほうが良いに決まっている。一方の孝美は憎たらしいほど元気だった。しかも先週にはキ ... » more
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第一章 (Part26) いくら孝美が元気でも、罰で合宿に参加させなかった者をレギュラーに抜擢するわけにはいかなかった。駒不足に悩んだ監督は、ぎりぎりの妥協策として、孝美を補欠でエントリーすることにした。試合の二日前。孝美はレギュラー選手といっしょに大阪 ... » more
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第一章 (Part25) 『なんか激やばい展開になってきたなあ……。北千住に着いたら教会へ猛ダッシュして、腹の底から懺悔したほうがよさそうだな』先生は頭の上に神の冷たい視線を感じて、思った。そのとき頭の上から聞こえてきたのは、神の声じゃなくて車内アナ ... » more
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第一章 (Part24) そんなわけで、山田先生が優勝をかけてのぞんだ東京都ハンマー投交流大会は、結局、三連続無効試技に半身打撲のおまけつきという想定外の大惨敗に終わってしまった。それでもミカエル女子学院の教え子たちは試合が終わったあとも先生を待っていて、み ... » more
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第一章 (Part23) 山田先生が診察を受けた井上病院は、小田急電鉄小田原線代々木八幡駅のすぐそばにあって、代々木公園陸上競技場から車で二分もかからない。そのせいか医師も看護師もスポーツのけが人に慣れている、と先生は感じた。患者のほうもフレンドリーで、 ... » more
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第一章 (Part22) 四回転目でピークに達した遠心力にハンマーがぐいぐい引っぱられるのを懸命に押さえる。そこからフィニッシュまではほん一瞬なのに、ものすごく長い感じがする。さあ、リリースだ!限界までチャージした遠心力を一気に開放して、ハンマーをできる ... » more
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第一章 (Part21) 「ああっ!くそっ、嘘だろ、ちっくしょぉぉぉおおおっ!」先生はショックで芝の上に四つん這いになって、がっくりと頭を垂れた。「出た、山田の失意体前屈!」誰かが冗談を言って、みんなの失笑を買ったが、その声も芝を打つ雨の音に消さ ... » more
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第一章 (Part20) ……二投目が始まった。ほんとうを言うと先生はまだ雨に対する恐怖心を完全に克服できていなかった。ただ、このとき先生は『やっぱ雨はいやだよなあ……』と不安を抱きながらも、『今度こそ自己記録を更新して、あの子たちにいいところを見せてや ... » more
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第一章 (Part19) 雨雲が低くたれこめた空をよぎって豪快なアーチを描く先生のハンマーを見上げて、ミカエル女子学院の生徒たちが歓声をあげた。フィールドのライバルたちも好記録を予感してどよめいた。『よし!あの感じなら六十メートルは余裕で行くだろう!』 ... » more
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第一章 (Part18) 春休みだからみんな私服姿だけど、全員ミカエル学院の生徒たちにちがいなかった。そうでなきゃ、「山田せんせーい!」と呼ぶはずがないし、それに山田先生は体育教師だから、自分の生徒なら、傘に顔が隠れていても、体つきや動きの癖で誰だかすぐにわ ... » more
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第一章 (Part17) 「ああ、いっそ雷でも鳴ってくれりゃあ、中止になるんだがなあ……」先生はどんよりとした厚い雲を見上げて、彼らしくない弱音を吐いた。陸上競技は雷や台風でなければ中止にならない。屋外の競技では天候も勝敗を大きく左右する要因の一つだ ... » more
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第一章 (Part16) ……同じ日、ミカエル女子学院の山田康太先生は、代々木公園陸上競技場で開かれた東京都ハンマー投交流大会に出場していた。三年前に雨の試合で転倒して骨折した右膝には、いまもボルトが入っているが、傷そのものは完治している。ただ、けがをし ... » more
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第一章 (Part15) 「わあー、すごぉい!超うれしい!」美和は超感激して叫んだ。そのとき、ふと窓を見たら、向かいの家のおばさんがバルコニーで洗濯物を取り込んでいた。盛本家がある中延は、迷路のような路地をはさんで、小ぶりな家並がひしめいている庶 ... » more
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第一章 (Part14) ……二月二十四日の朝、正彦はいつもどおり会社へ行った。慶應義塾大学の合格発表のことはなるべく考えないつもりで仕事をしていたけれども、発表の時間が近づいてくると、だんだん落ち着かなくなってきた。美和が生まれたあの日と同じように…… ... » more
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第一章 (Part13) 美和はまだ信じられない表情で、掲示板のほうをふり返った。そしてもう一度、手にした自分の受験票をまじまじと見た。「……じゃ、わたし、ほんとに、ほんとに通ったんだ。慶應……」うつむいた美和の髪の下に見える唇がふるえ出した。『 ... » more
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第一章 (Part12) 盛本君、今日はお疲れ様。英語の問題文のテーマが、先月の私の予想問題に近かったのは幸運と言えば幸運でしたが、かといって、それで有利になるほど平易な問題ではありませんでしたから、君が会心の出来だと自負できるのは、百パーセント君の努力 ... » more
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最終更新日: 2016/11/18 19:18

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