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第四章

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テーマ「第四章」の記事を新着順に表示しています。(1ページ目)

第四章(Part43) 美和のことを考えだすと、論文なんか書く気にならなくなって、恵理香はいらだたしそうに椅子を立った。胸さわぎがするような怒りの中で、もしかしたらこの不快な感情の根源は、美和に「先生」と呼ばれたことにあるのかもしれない、と考えた。塾生 ... » more
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第四章(Part42) ……ドアは閉じた。恵理香は表情を少しも変えず、視線をパソコンのディスプレイから一瞬も離さず、一心不乱にキーボードを叩き続ける指の速さはすさまじかった。が、突然その指を止めて、両手をぐっと握りしめると、がまんできなくなったようにデ ... » more
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第四章(Part41) 美和は涙で言葉がつかえてしまって、それ以上、しゃべることができなくなった。「わかったわ。じゃあ、もう、これ以上はなにも言わない。好きにしなさい」准教授はため息をついて、ほとんど表情を変えずに言った。美和はこらえきれな ... » more
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第四章(Part40) 美和の胸は准教授に対する感謝でいっぱいになっていた。一方で、そのために胃が痛くなるようなむずかしい決断を迫られる結果にもなった。朝比奈恵理香にあこがれて慶應義塾に進んだ美和にとって、准教授のそばで働きながら大学院に進めるとしたら ... » more
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第四章(Part39) 准教授は言った。「……で、こっちがいまの事務所の写真。建物が古いのは仕方ないけど、女子社員がやけにキッチュと言うかデカダンと言うか、午後五時を過ぎたら、ぼったくりバーに様変わりしそうな雰囲気だけど、盛本君はこういう人たちと、 ... » more

第四章(Part38) 准教授は言った。「若村家具のことは盛本君も当然知っているんでしょうけど、伝統家具のメーカーとしては、かけ値なしに日本一の会社よ。わたしも若村の家具は何度か見たことがあるけど、手を触れるのが怖いぐらいよ。いまの日本にこんな家具 ... » more

第四章(Part37) ドアの前で深呼吸すると、決心を固めてノックした。「おはようございます。盛本です」「どうぞ」准教授はデスクのパソコンで英語の論文を執筆していた。おそるおそる部屋に入った美和の顔を見ようともせずに、「そこへかけて」と ... » more

第四章(Part36) それでも美和が若村家具製作所を就職先に選んだ動機は、正直、自分にもかなりわかりにくいところがあって、人に説明するのはむずかしかった。未知の土地と、未知の職業に対する素朴な興味、バカな元彼のことを完全にふっ切りたい気持ち、美和 ... » more
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第四章(Part35) ……美和は興奮で顔を赤らめた弟を見つめて言った。「朝比奈君には、明日、会うことになってるんだけど、考え直すにしても、やっぱり広島へ行ってみるよ。わたしね、若村家具の社長の奥さんと意気投合しちゃったんだ。すごくいい人なの。すご ... » more
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第四章(Part34) いまになって美和はあらためてわかった。優也にとって、姉が慶應義塾に進んだのはプレッシャーと同時に自慢の種でもあったんだと。彼だけじゃない。両親にしても、祖父母にしても、近所の人たちにしても、四年前に美和が慶應義塾に合格したこ ... » more
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第四章(Part33) グーグル・マップで見たら、町全体にがらんとしたスペースがやけに多い。これって空き地かしら、それとも畑?美和は広島県の府中市が東京の府中市よりも都会だとは思っていなかった。でも、こうまで田舎だとは想像もしていなかった。地図で見 ... » more
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第四章(Part32) 「さーて、なにから手をつけましょうかねえ」美和は気持ちを切り替えて自分に言った。馬鹿な元彼みたいに裸で人前に出るのはいやだから、まずは服が必要だ。ゴールデン・ウィークにはいったん帰るとして、それまでに必要な衣類を選ぶこと ... » more
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第四章(Part31) 「いつでもええですよ。お住まいのほうは、うちのアパートの空き部屋を改装しようと思うんですけど、どうせなら盛本さんのお好みにしたほうがええでしょうから、工事は盛本さんがいらしてから、ということにして、しばらくはうちの離れで過ごされたら ... » more
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第四章(Part30) 桐箱と封筒を持って二階の部屋に上がった美和は、桐花の手紙をあらためて読んだ。毛筆の流麗な字が切れ目なくつづいていて、行書に慣れない者には読みにくいと言えば読みにくいけど、乱れもぎこちなさも見られない筆運びの美しさに感心しながら見 ... » more
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第四章(Part29) 「結論を急いではいけません。君が選択しようとしている道に、ほんとうに進む価値があるかどうか、もう一度良く考えなさい。人生は多難であり、生きてゆく上で何らかの妥協は避けられません。でも、だからといって妥協を迫られる前に自ら妥協 ... » more
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第四章(Part28) 美和はそのとき電話線の工事の赤信号で歩道に立ち止まって、桐花の話を聞いていた。工事は始まったばかりで、しかも美和が通りかかったときに最初の赤信号が灯ってしまう運の悪さはいつものことだ。桐花の話は涙が出るほどうれしかった。 ... » more
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第四章(Part27) 「いえ、あの、そんな、どう、お気づかいなさらないでください。……ていうか、その……、電話するなって意味じゃなくて、いま、わたし、お取り込み中でも、なんでもないんで。……ああ、なに言ってんだ、わたし。……もう、ほんっと、最低!…… ... » more
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第四章(Part26) ゴミだらけの窮屈なバルコニーに、今度は浩介が全裸で閉め出されて、「プリーズ!頼むから入れておくんなましぃ!」と窓に向かってわめきながら、自分がため込んだエロ雑誌の山に足を取られて、みごとにひっくり返ったところだった。「あっは ... » more
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第四章(Part25) 美和は不潔な茶色に汚れたベニヤのドアをガンと蹴った。「浩介!いまからあんたの携帯に電話するから、彼女を出しなさい!」部屋の中が急にシーンとして、美和が電話をかけると、ポォーッと蒸気機関車の汽笛が聞こえた。それが彼の携帯の ... » more
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第四章(Part24) 「浩介、いまどこ?」「あ?えーっとね……、成田空港」「え?成田?どこ行くの?」美和はおどろいてたずねた。「北ウイング」「だから、北ウイングからどこへ行くのよ!」「あー……。それがさ、……ど忘れした」し ... » more
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第四章(Part23) 美和は明大前駅で井の頭線に乗り換えて、富士見ヶ丘駅で電車を下りた。そしてアーケードのない商店街の道をしばらく歩いた。車道と歩道を分けるのは路面の白線だけで、センターラインもないせまい道なのに、車の通行量がやけに多い。わがもの ... » more
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第四章(Part22) ……ゴングが鳴った。桐花は竜繁と妖怪みたいな女たちをワンラウンドで一人ずつノックダウンするイメージで、気合いのこもったシャドウボクシングを続けた。最後のゴングが鳴ったとき、三人は腐ったジャガイモみたいなボコボコの顔をして ... » more
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第四章(Part21) 桐花は肩を落として、ため息をついた。メールをやめて電話しようかと思ったが、いまの気分では美和に湿っぽい愚痴ばかり言ってしまいそうなので、やめた。携帯電話を自分の部屋の充電台に置くと、日当たりの良い縁側の窓辺に立って、木立の豊 ... » more
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第四章(Part20) 若村家具をこのまま夫にまかせていたら、量産化で売り上げは伸びたとしても、会社は荒廃する一方だろう。いまのうちに、なんとかしなければならない。でも、桐花は独占株主といっても、経営とは無関係の生活に慣れすぎていて、なにをどうすればい ... » more
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第四章(Part19) 幼いころから母の苦労をずっと見てきた桐花にとって、父は優しくするに値しない人間だった。結婚したら、父とは別居するつもりだったし、父も「勝手にせえやの」と言っていたのに、こんなに広い家があるのに別居するなんてもったいないと反対した ... » more
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第四章(Part18) 「ええ、それが……」桐花は後ろで竜繁が聞き耳を立てているのを察して、声をひそめた。しかし竜繁は話を聞くと露骨に笑い出した。「なんじゃ、その馬鹿は。どこのボケ大学を出たんか知らんが、東京と広島をまちがえよっちゃあ、おえ ... » more

第四章(Part17) それでも木工機械などの什器を含めた総工費は四億円近い金額になる。年商一億円ちょっとの会社がそんなに借金を重ねていいんだろうかと考えてしまうと、秀顕はどうにも気が進まなかった。そこへしゃしゃり出てきたのが竜繁で、彼はたかりのプ ... » more
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第四章(Part16) 秀顕は収益の向上に全力を傾けながら、綱渡りのような危うい資金繰りを続けていた。だからこそ、量産化のための設備投資は最小限に抑えて、資金も自腹で出すつもりでいたのに、突然、五億七千万円の新社屋を建てろと言われて同意できるはずがなか ... » more
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第四章(Part15) “福山市の芦田川今年も西日本の一級河川で水質汚染ワースト一「これも市民の努力のたまもの」と市長が破れかぶれの発言”「ふん!くだらん記事じゃ、実にくだらん」頭取は入れ歯を外した口でモゴモゴつぶやいて、次を読んだ。“府中 ... » more
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第四章(Part14) 企画書を手にした副頭取は、いかにも興味のなさそうな様子で、あくびをしながら最初のページだけ読んだ。「……ほうか、若村もとうとう機械を入れるんかあ。まあ、時代が時代じゃしなあ。それもしょうがないじゃろうなあ」彼は秘書課の女 ... » more
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最終更新日: 2016/12/02 03:38

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