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テーマ「海外文学」の記事を新着順に表示しています。(1ページ目)

『詩という仕事について』 ボルヘス 詩の探求。1960年代末にハーバード大学で行われたボルヘスの詩学講義。テーマは「詩という謎」「隠喩」「物語り」「言葉の調べと翻訳」「思考と詩」「詩人の信条」。彼が詩について語るとき、書かれた詩(文学ジャンルとしての詩)を指しているの ... » more
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『七人の使者・神を見た犬 他十三篇』 ブッツァーティ 何処から、何処へ。作者による『タタール人の砂漠』は、人の一生の寓話だった。自分の人生にはきっと何か特別なことが起きるだろう、そう未来に期待していた若者にはしかし彼が望むような出来事は起きず、待機のうちに時間は徒に過ぎていき、ようやく ... » more
テーマ 海外文学 読書

『シルトの岸辺』 ジュリアン・グラック 時の岸辺。架空の国オルセンナ。昔は異教徒を武力で平らげ、東方貿易によって途方もない利益をあげて栄えた商業国だが、いまはかつての栄光も衰え、その陰に生きているような黄昏の時代にある。語り手の青年アルドーは日々の倦怠に飽き、領土の際涯( ... » more
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『ロクス・ソルス』 レーモン・ルーセル 独身者の機械。四月のある日。友人の科学者マルシャル・カントレルに招待されて、語り手はパリ郊外モンモランシーにある広大な別荘を訪問し、いわくつきの珍奇な遺物や奇想に満ちた発明品の数々を見学する。全体を通しての筋は以上で、読者は ... » more
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イギリスのケイト・アトキンソンさん(1951〜)の『世界が終わるわけではなく』(2002)を読みました。翻訳は、青木純子さんです。12の短篇集。「シャ−リ−ンとトゥルーディのお買い物」、「魚のトンネル」、「テロメア」、「不協和音 ... » more
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『谷間の百合』 バルザック 愛の渇き。貴族の家に生まれたフェリックスはなぜゆえにか両親から疎まれ兄姉から蔑まれて成長する。子供ゆえの無邪気さは悪意と誤解され、寄宿学校に進めば手紙一通もらえず小遣いも与えられない。いい成績をとったので表彰されることになり、その旨 ... » more
テーマ 海外文学 読書

ニュ−ヨ−ク生まれのアレン・カ−ズワイルさん(1960〜)の『驚異の発明家(エンヂニア)の形見函』(1992)を読みました。翻訳は、大島豊さんです。オ−クションで購入された形見函。ある人間の一生を記録に留めるもの、選ばれたものは ... » more
テーマ 海外文学 TSG60

『地図と領土』 ミシェル・ウエルベック 希望か、絶望か。ジェド・マルタンは芸術家で、工業製品やミシュランの地図を写真撮影したのち油彩画に転じ、様々な職業の人たちの肖像を描いている。彼の作品はどれも独創的かつ美しく、超高額で取引された。もっともジェド自身は金銭欲は強くなく、 ... » more
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『制作』 エミール・ゾラ 知られざる傑作。『居酒屋』の主人公ジェルヴェーズの長男クロードは、幼児のころ、絵画を愛好するある老人に画才を認められて彼の養子になり、老人の死後は遺産を頼りにパリに出て画家としての修業を本格的にはじめる。しかし、高名な画家のアトリエ ... » more
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epi の十年千冊。『居酒屋』 ゾラ
『居酒屋』 ゾラ どん底。19世紀のパリ。屠殺場と病院に挟まれた陰鬱な通りの一角で、洗濯女のジェルヴェーズは(内縁の?)夫ランチエと二人の男の子の四人で暮らしている。鎧戸は腐り、ガラスにはひびが入っている貧しい借り部屋暮らし。ランチエは仕事をせず女と ... » more
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『ドルジェル伯の舞踏会』 ラディゲ 糸。ドルジェル伯爵の若き夫人マオは「時代おくれ」なほど貞淑な女で、夫以外の男との恋愛など考えたこともない。ある日、彼女は夫とともに出かけたサーカスで青年フランソワと知り合う。ドルジェル伯はこの青年を気に入り、夫が気に入ったのなら自分 ... » more
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『悲しみよ こんにちは』 サガン 少女たちはみな悲しい。語り手の少女は17歳。美男で女好きの父親はやもめで、一回り年下のエルザを情人にしている。語り手が夏休みのいま、三人は海辺の別荘で暮らしている。波に煌めく夏の陽射し、真っ白な砂浜、頬を撫でる潮風。開放的な気分に浸 ... » more
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epi の十年千冊。『ペスト』 カミュ
『ペスト』 カミュ 春を恨んだりはしない。アルジェリアの港湾都市オラン。1940年代のある春、さしたる特徴もないこの都市のあちこちで鼠の死骸が目撃されるようになる。その数は日を追って増していく。やがて、体調不良を訴え、病いの床につく市民たちが続々と現れ ... » more
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『孤島』 ジャン・グルニエ この世の王国。哲学的エッセイ。著者のジャン・グルニエはアルジェ国立高等学校および大学予科で哲学教授を、パリ大学で美学教授をつとめた人物。本邦ではアルベール・カミュの師として知られているだろう。1930年、グルニエが哲学教授に ... » more
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『言葉』 J-P・サルトル 読む、書く、生きる。サルトル12歳までの自伝。「読む」と「書く」の二部に分かれている。言葉に魅入られ、物語/文学に自らを賭けようとした少年がやがてそれに幻滅し訣別するまで。サルトル少年(作中ではプールーという愛称で呼ばれる) ... » more
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『嘔吐』 ジャン‐ポール・サルトル 孤独の発明。新訳で再読。アントワーヌ・ロカンタンは30歳の独身青年で、港町ブーヴィル(架空の町)に滞在して、18世紀の侯爵ロルボンに関する本を書いている。金利収入で暮らしていける一種の高等遊民の彼は、図書館で会う「独学者」と短い会話 ... » more

『ビリティスの歌』 ピエール・ルイス 夜の女王。高等中学時代、同年輩のジードやヴァレリーをその絢爛たる才能で圧倒したピエール・ルイスが24歳のときに発表した詩集。彼はこの詩集を、紀元前6世紀のギリシア女流詩人ビリティスの詩の翻訳だと偽って発表した。若くして古代ギリシア詩 ... » more
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『ゴプセック 毬打つ猫の店』 バルザック 欲望の文学。「ゴプセック」の語り手、代訴人のデルヴィルは若いころ「中庭もない、じめじめと薄暗い」パリのアパルトマンで暮らしていた。隣に住む高利貸のゴプセックは質素な生活をしているものの、実際には世の中を動かせるほどの巨万の富をもって ... » more
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『パリの憂鬱』 ボードレール パリ情景。異なる翻訳で再読。中世の暗い影をとどめたパリは、第二帝政下の1850年代後半から60年にかけて、整然として明るい近代都市へと急速に相貌を変えていく。「19世紀の首都パリ」(ベンヤミン)が、人の心の変化にも増して速やかに移り ... » more
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『カルメン コロンバ』 メリメ 呪縛。中篇を2篇収録する。どちらもタイトルになっているヒロインが小説の核になっている。ビゼーの歌劇原作として名高い「カルメン」。考古学者の語り手はスペインのアンダルシア地方へ調査旅行に出かけた際に山賊ドン・ホセと出会い、獄中 ... » more
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『青い麦』 コレット 君と夏の終わり。16歳のフィリップと15歳のヴァンカは幼なじみで、毎年夏になるとそれぞれの両親とともにブルターニュの海辺へやって来る。彼らはまるで兄妹のように親密だった。しかし今年は去年までとどこか違う。フィリップは、少年のようなヴ ... » more
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『チャンドス卿の手紙 アンドレアス』 ホフマンスタール 夢の器。再読。短篇小説4作と未完の長篇小説「アンドレアス」の完成稿を収録する。このうち「六百七十二夜の物語」「バソンピエール元帥の体験」「アンドレアス」にホフマンスタール文学の特徴が顕著と見る。描かれるのは、夢と現実の境界が消滅して ... » more
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『ガリレオの生涯』 ブレヒト 科学者の倫理。17世紀初頭のヴェネツィア。数学者ガリレオはひとつの真理を発見する。これまでは地球が宇宙の中心であり、他の天体は地球の周囲を回っていると思われてきた(天動説)。しかし実際には、地球が太陽の周りを回っている(地動説)。コ ... » more
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『ゲオルク・ビューヒナー全集』 ビューヒナー 科学者の文学。ビューヒナーが短い生涯のうちで著した文学作品4作のほか、政治的文書、詩やエッセーや学校時代の作文、書簡、自然科学論文、関係者によるビューヒナー回想文、小伝を収録する。文学作品に関しては、短篇小説「レンツ」、戯曲「ヴォイ ... » more
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『ヴォイツェク ダントンの死 レンツ』 ビューヒナー 狂気の解剖。再読。1813年にヘッセン大公国の首都ダルムシュタット近郊に生まれ、1837年、チフスのために23歳と4ヶ月で逝去したゲオルク・ビューヒナーの戯曲2篇と短篇小説1篇を収録する。いずれも作品の主人公は実在の人物をモデルにし ... » more
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『ツァラトゥストラ』 ニーチェ 生の舞踏。異なる翻訳で再読。1881年、スイスのシルス・マリアに滞在していたニーチェは、シルヴァプラーナ湖畔の森を散策中に「永遠回帰」の啓示を受ける。本作はその告知を主題に据えて執筆された(全4部のうち3部まではどれも10日前後で書 ... » more

『ヒュペーリオン』 ヘルダーリン 生の勝利。新訳で再読。18世紀末のギリシア。ティーナに生まれた青年ヒュペーリオンは、よき師、よき友とめぐり会うが、その両方をわけあって失う。傷心の彼を癒してくれたのはカラウレアの乙女ディオティーマだった。美の理想を体現しているような ... » more
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『チリの地震』 ハインリヒ・フォン・クライスト 反親和力。再読。短篇小説6篇とエッセイ2篇を収録する。表題作は1647年にチリで発生したサンチャゴ沖地震を背景に、人間の親和の不可能性を暴き出す。互いを想い合う若い男女がいて、けれども親に許されず、彼らの仲は引き裂かれる。人目を忍ん ... » more
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『カフカ寓話集』 池内紀編訳 寓意の問題。本書には全部で30の短篇が収録されている。このうち比較的有名なのは「巣穴」「断食芸人」「歌姫ヨゼフィーネ、あるいは二十日鼠族」だろうか。「巣穴」は「カフカ的」といわれるような不安が主題の物語で、もぐらもどきか、もぐら人間 ... » more
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『カフカ短篇集』 池内紀編訳 可笑しなカフカ。再読。カフカは可笑しい、そのことを教えてくれた池内紀訳のカフカ。管理人にとってカフカ発見の本であり思い出深い。彼の文学の特徴は短篇にこそ顕著だと思う。シュールさ、とぼけ、ユーモア、読者を突き放す展開、核心部分が欠如し ... » more
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最終更新日: 2016/12/02 09:31

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